フクチ@プログラミングと釣り好き大学生のブログ

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未来国家エストニアへ

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エストニア タリンの旧市街地から見える景色です。
ネットで見たときにも綺麗だったのですが、実際に見たときの感動はすごかったです。

いきなりなんだという始まりでしたが、
僕は先週からエストニアという国に滞在しています。


そもそもエストニアってどこ?

簡単に説明すると
ヨーロッパの北欧にある小さな国です。

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多分、バルト三国の一国と言えば地理を勉強した人ならなんとなく分かると思います笑

人口は岩手県とほぼ同じで 130万人、面積は北海道の半分くらいです。
さらに1991年にソ連から再独立(エストニアの歴史については後日また)をしていて、いわゆる 若い小国にあたると思います。


エストニアに来た理由

その小国が近年、ある分野で注目を浴びています。それが ITです
あの有名なビデオチャットツールSkypeエストニア発祥のサービスです。

I Tというと人それぞれ定義があると思うのですが
今の僕の定義の中で IT というものは何か既存の価値あるものにITを掛け合わせることによって全く新しい価値ができるという媒体の認識をしています。
例えば、youtubeがテレビとIT(正確に言うならインターネット)を掛け合わせたおかげで、誰もが動画をアップロードしデバイスとネット環境さえあればどこでも閲覧でき、さらには Youtuberという新しい職業 価値を生みだしました。

そして
既存の掛け合わせるモノが大きければ大きいほど 新しくできる価値が大きくなると思っています。

エストニア はそれを「国」にしたのです。

エストニアがITを国に生かそうとした理由として
ドイツ、ロシアなど歴史的にも色々な国に領土を支配されていた歴史があります。。
その支配の歴史から物理的に国土を持つリスクを考えた結果、領土をインターネットという仮想空間に置きました。

部分的ではあるもの国の定義を変えようとしています。

その象徴として電子化政府を目指していて、国民のデータをネット上で管理しています。
仮に物理的な国土を失ったとしてもネット上に国のデータがあるおかげでエストニアという国は残ることができます。
その国の領土内に住むことではなくて、国民がエストニアという国に所属しているという概念を重要視した結果になっています。

具体的に言うと eID cardと呼ばれるモノがあり、どこの国にいてもこのカードさえあれば自分の戸籍データや選挙にも参加できます。

実際のID cardです↓
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日本を批判しているわけではないですが、誤解を恐れずに言うと日本を始めとして自国の基盤をより便利にするためにITを生かそうとした諸国と違い
エストニアという国は"IT"というトレンドツールを武器に本気で国の存続をかけてそれに取り組んでいる国だと思っています。

僕はその必死にまわりの国を追い越そうとする、上に上にという精神力とそれを実現するだけの技術力を学びに行こうと思い来ています。

実際にここで一週間過ごしてみて、観光地を巡ったり、日常生活を体験してみたり、現地のイベントに参加した中で印象と違ったりしたことや意外と知らなかったことなどなど、発見があったのでこれから少しずつ共有していこうと思います。